福寿草
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32 十一月二十八日、夫は七十歳の誕生日を迎え、その三日前、通算五十二年の職場人生を終了しました。 旧国鉄に就職し民営化でJRとなり、五十五歳から出向で会社に移り、六十歳定年退職後もそのまま会社で仕事させていただきました。上司、先輩、同僚の皆さまに支えていただき、おかげで病気やけがなどで欠勤することなく、半世紀無事に働けたことに感謝、感謝です。 二十八日、夫の両親・先祖のお墓に参り、無事七十歳を迎えられたこと、五十二年間働けた喜びを報告し、午後から県内の海の見えるホテルに一泊し、長い間の労をねぎらい静かな時を過ごしました。 娘夫婦からも祝ってもらい、退職の日、婿から電話で、夫に元気で七十歳を迎えた祝いと「長い間ご苦労さまでした」との言葉。私には「お母さん、内助の功もあったのですよ」とうれしい言葉にホロリとしました。これからはのんびりと健康に気をつけ、野菜・果物など作り、家族や友人知人においしいと言ってもらえるのを楽しみに、一日一日を大切に頑張ってほしいと思っています。掲載日:2005年(H17)12月11日「ちまた」・68歳職場人生が終了 夫の労ねぎらう

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