福寿草
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42 私は小学校の時、疎開して田舎で育ったので夏によくカンピョウを食べました。祖母が上手にカンピョウをむく。都会では見たことのない風景でした。 母がカンピョウの芯しんを煮たり、みそあえにして「栄養が豊富なのよ」と食べさせてくれました。夏の暑い時ツルッとしたのど越しでおなかに入り、おいしい一品でした。芯を食べたいので夫に頼み最近は作ってもらっています。テレビでも夏ばて予防にカンピョウがとてもよく、しっかり食べて暑い夏を乗り切ろう-と紹介していました。 干したカンピョウはごまあえとか、小さく切りだし汁で炊き、砂糖・しょうゆで味付けし卵とじなどはどうでしょう。生の芯を煮る時は芯を大きめに切り、種を取り鍋に少しごま油を入れていため、だし・サンショウの実・砂糖・しょうゆで味付けします。この時絶対水を入れないでください。 かんぴょうは漂白していないものを買って、冷凍庫へ一回食べる分量に分けて入れておくといつまでも大丈夫です。あと一品欲しい時に助かります。掲載日:2007年(H19)7月26日「ちまた」・70歳夏においしいカンピョウ料理

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