福寿草
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48 毎日早朝、氏神様に歩いてお参りしだして十二年目になります。帰途、河川公園に下りて石に腰掛けると、川面に跳ねた魚が朝日をあびて銀色に光り、視線を上げるとすぐ前に和気富士、緑の松やピンク色のツツジの花がとてもきれいです。 にわかに童謡「もみじ」のメロディーが浮かんできて、替え歌を作り口ずさみました。 春の朝日に 照る山ツツジ 濃いも薄いも 数ある中に 松をいろどる ツツジの花は 和気富士の すそもよう 毎朝、新鮮な空気をいっぱい吸い大自然に感謝です。 和気富士のふもとには、私の実家の祖父たち三人が建設委員を務め、建立した「南無妙法蓮華経」の大きな石碑があり、その少し先には祖父母が建てた古い家があります。今は他人の所有ですが、昔は両親も住んでいました。 私が高校時代から五十年以上も暮らした町。日本一の藤公園のあるこの和気町は自然に恵まれたよいところです。掲載日:2008年(H20)5月30日「ちまたの風」・71歳すばらしいわが町

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