福寿草
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51 山陽新聞社主催の「金婚夫婦お祝いの集い」が今年も岡山、倉敷、津山会場でありました。十回目を迎えた節目の集いです。一九五八(昭和三十三)年に結婚されたカップルが多く、その晴れやかなお写真を紙上で拝見しました。 私はこの「お祝いの集い」が始まった時から、毎日を大切に生きて、夫と元気で参加したいという目標を持ちました。 昨年あたりから同級生の名前も掲載されだし「いいな」と喜んでいます。私たちもあと四年です。加齢とともに明日のことは分かりませんが、ぜひ参加することと、今年の正月にはそれに合わせて自分史を作るというもう一つの大きな目標を立てました。 結婚一年目は「紙婚」。人生の苦楽の中で、時に破れたり、時にはしわになりながら重ねること五十枚。紙は金になった。 これは第三回の時に取材した記者の「取材メモ」の中の一文です。一読して感動しました。すぐ切り抜いてノートにはり、今も時折開いて読んでいます。 五十年は親と過ごした日々よりはるかに長い年月です。夫と助け合って健康で前向きに生き、目標が達成できるよう頑張りたいと思っています。掲載日:2008年(H20)9月5日「ちまたの風」・71歳2つの目標

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