聖書の世界
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44主人は、『はっきり言っておく。わたしはお前たちを知らない』と答えた。  十人の娘のたとえで、そのうちの五人は賢くて、壺にともし火の油を持っていた。残りの、そうでない娘たちは油を少しも持っていなかった。  この賢い五人の娘たちは、困難な時代にキリストを信じていた。真の良い弟子たちを表わしている。愚かな娘たちは信じておらず、従って、信仰を持っていなかった者達を表現している。  花婿は、キリストを指している。  信仰を持っているかどうかは、外面から判断することは難しい。  愚かな娘達は油がなかったために、分けてもらえないかと、賢い娘達に頼んだが、結局買いに行くことになった。  賢い娘達の断ったのは、一見、自己中心的に見えるが、しかし、信仰(御霊)は分けて与えることは出来ない。  信仰の本質を言っている。十二、狭い門(同七章十三−十四節) 「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」

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