siawase
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10皆の心に残る生き方したい 大阪の義兄(姉婿)が九十四歳の天寿を全うしました。脳梗こう塞そくで倒れ、二年三カ月の闘病生活でした。特に後半は寝たきりの状態でした。姉は「死んだら会えないから、私のために生きていてくれるんよ」と家族と毎日病院を訪ね、よく看護していました。 長い間ですから亡くなって寂しい半面、ホッとしているのではと私は内心思っていましたが、行ってみて驚きました。娘、息子はもちろん、孫たちの悲しみは大変なもので、別れの際も声を上げての号泣。参列者一同ももらい泣きしました。義兄は穏やかな人で、孫たちやめい、おいも大事にしていたので、これほどまでに惜しまれて黄よ泉みの国へと旅立ったのかと思いました。

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