siawase

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89と妹が妹尾家の兄と弟に嫁いでいるのです。　娘がお友達にこの事を話した時、お友達にちょっと「図に書いて」と言われた位ややこしいそうです。　皆さんも、そう思われているでしょう。　どうしてこんな縁組が出来たかという事を、これから詳しくお話ししたいと思います。　最初に私が勤めていた職場で主人と知り合い結婚しました。結婚の時、実家の父が「『オトリコ』（これは主人の弟妹達の事です。）が大勢居るのに辛抱が出来るもんか」とすごく反対するのを押し切って結婚したので、両親には一口の愚痴も申しませんでした。　それは長い月日には色々な事がありましたが、主人が優しい人だったのと、家族一同穏やかな良い家庭だったのです。　今の様な時代とは違い、舅、姑には絶対服従でした。それと、弟妹達が昔流にいう「小姑」をしないで「お姉さん、お姉さん」と言って慕ってくれました。　昭和二十年五月で、終戦の三ヶ月前の結婚でした。翌年八月に私が長男を出産した時、当時女学校一年だった私の妹が「夏休みなのでオシメ洗い」と言って手伝いに来ておりました。間にも、時には遊びに来ておりました。　主人の弟が適齢期になって結婚の話が出始めた頃、近くに住む主人の伯母が「奥（実家の呼び方）にあの子が居

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