siawase

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91と申しました。　それで主人が中庄のお寺へ先生に相談に行きましたところすぐ承諾され、そのまま連れて帰り、「終戦で帰るまで一ヶ月程、家から八王寺へ通っていたので、よく知っておるから娘をやりたい」と申します。　結局、弟は広島の国税局に務めておりましたから別居だし、母には絶対嫁の不足は言わないという事で私達も同意して結婚しました。弟が定年退職して再就職し実家から通っていましたが、別に言う事もなく父は九十四歳、母は九十七歳まで長生きをして、弟達夫婦に大切にしてもらって天寿を全うしました。　最後の弟と妹ですが、私と一廻りも年下の弟は岡大へ通う為、西阿知駅の近くへ分家した私達弟と妹の家へ下宿しており、私の長男の家庭教師として家へもしょっ中出入りしておりました。　大学を出て倉敷市役所へ就職したので、そのまま妹達の家から通っておりました。　適齢期になった頃、私家の主治医で家の事情をよく知っておられるお医者さんが「二人貰ったんじゃから二人あげにゃあ、丁度よい娘が居るんじゃから」と再三薦められました。当時、末の妹は高校を出て広島の弟達の家から広島文化服装学院へ行っておりました。卒業して、これも一緒になりました。　以上の様なわけで四組の夫婦ができました。

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